・6帖一間から3LDKへ.果たしてわたしたちは豊かになったのか
(引っ越し当日. まだカーテンもない我が家)
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さいしょに、わいさんと暮らし始めたときは、
6帖一間の ワンルームでした.
セツ・モードセミナーという、大変ユニークな絵の学校に通っていて、
自分の背丈ほどもある絵を描いたりしていたんです.
そんな狭い部屋でどうやって?!って、今では思うけど・・・
(こんなに大きな絵も、小さな小さなローテーブルの上、
折りたたみながら描いた )
布団を敷いたら、もう部屋には何も置けなかった!
布団たたんで、空いたところにどうにか小さなローテーブル置いて、
その上で食事したり、
大きな絵のパネルは壁に立てかけて描いたり.
さらにその頃、わたしもわいさんも、音楽活動をしていたので、
ギターやらアンプやらいーっぱいあって(いまもあるけど)
それらが、小さな小さな収納を占拠.
つまり、服を入れる場所なんてなかった.
たしか、小さな三段の衣装ケースが2組あって、その1組が一人分.
下着も靴下もトップスもボトムスも、ぜーんぶ、その中に納めてた. ・・・おさまってたんだから、ものすごく少なかったんだろうね、服. それでも服が大好きでした.
(これは東日本大震災直後. 暖房器具もつけられなくてモコモコを着てお絵かき.)
いつか広いおうちに住んで、
自分の部屋を持って、
好きなだけお絵描きしたい、
布団も一人一組ずつあって、
ダイニングテーブルでごはんをたべて、
リビングにはソファーを置いて、
キッチンにはコンロが3口もあって、
洗った食器を置くスペース、
まな板を置くスペースがちゃんとあって・・
(ミニすぎるキッチンでした)
そして、それぞれのクローゼットがあって、好きな服を綺麗に収納して、
お風呂とトイレが別々で、(3点ユニットだった)
水道からはお湯が出て・・(でなかった. 真冬の洗い物が地獄でした)
雑貨なんかも飾っちゃいたい.
そしてテレビもほしい!(これは、今でもないけれど(^.^)
・・・そんな夢をもっていたんです.
(時計がないから、100円均一で目覚まし時計を買ってきて、
紙粘土でフクロウにして オリジナル置時計をつくったりしていた.)
(家が狭くてできることも少ないので、休日はもっぱら駆け回っていた.
これは、釣り帰りのムーミンにお会いしたとき)
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7年経ったいま、
あのころの「住」に関する夢は、ほとんど全部、叶った.
果たして、
わたしたちは、豊かになったんでしょうか.
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思い出せば、
あの頃も、いまも、
変わらずとても しあわせです.
あの頃に比べたら、大きなおうちを手に入れたけど、
もう大きな絵は描いていない.
理想のダイニングテーブルを手に入れたけれど、
ごはんがおいしくて、誰かと一緒に食べると嬉しいことは、何も変わらない.
そのとき、そのときの、身の丈に合った生活で、
じゅうぶん 幸せに暮らしてゆけるんだってこと(⌒▽⌒)
何かを手に入れても、
楽しくなかったら 何も意味がない.
じぶんたちが、たのしく暮らしてゆくために、いま 必要なものだけを のぞもう.
モデルハウスみたいな素敵なおうちにも、確かに憧れるけど!
完璧ではないこのおうちが、いまのわたしたちのベストなんだとおもいます.
不満解消のためにできること、いっぱいある!
気持ちがいい、
うれしい、
落ち着く、
そうゆう心を 大切にしたい...
未来はいつも 希望!
(狭くて なんでも 手の届くところにあったからこそ、
こうゆう絵が描けたのかもしれないね )
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